なぜ「読書の秋」というかご存知ですか?秋が読書に最適な理由
2017/11/11
9月も月末になり、そろそろ10月ですね。
朝と夜も気温が少しずつ下がってきて、もう秋だなぁという感じがします。
本に読む方であれば、秋になると思い出すのが「読書の秋」ではないでしょうか。
そろそろ秋なので、何か新しい本でも読もうかなと思う方も多いかと思います。
ただ、昔から言われているので秋になると「読書の秋だなぁ」と思うのですが、そもそもなぜ秋になると「読書の秋」というのか疑問に思ったことはありませんか?
秋が読書に最適な理由
普段から読書をする方であれば、秋は読書に適しているということは感覚的にも納得いくのではないかと思います。
実は、人が最も集中できるのが18〜25度と言われています。そのため、夏の暑さも一段落し、過ごしやすい秋は読書には最適です。東京の9月、10月の平均気温が大体このくらいになるので、東京の方であれば、まさに今が勉強や読書にとっては最適な季節と言えます。
古代中国から秋は読書に最適
温度だけで言えば、秋に限定する必要はないですよね?
実は、「読書の秋」には、古代中国に読まれた詩が元になったという説があります。
皆さんは、韓愈(かんゆ、768年 - 824年)という人物をご存知ですか?
韓愈は、中国・唐の中期を代表する文人です。
灯火親しむべし
「符読書城南詩」の中で「灯火親しむべし(秋の夜は灯火の下で読書をするのにふさわしい。)」と読んでいます。
この詩を夏目漱石が「三四郎」という小説の中で引用し、そこから秋といえば「読書の秋」が広まったと言われています。
まとめ
韓愈が暮らした現在の孟州市は、東京と同じくらいの緯度に位置しているので、韓愈も私たちと同じ時期に秋の夜を読書をしながら過ごしたのではないでしょうか。
ぜひ、読書会を活用して「読書の秋」を満喫してみてください。